新卒から同じ会社でずっと働いていたとしても、万が一その会社が倒産してしまった場合は次の転職先を探す必要があります。もし、今の職場に特化した技術しか習得しておらず、資格などを持ち合わせていない場合は、再就職が難しくなる場合があります。そのため、様々な仕事に柔軟に対応できて、会社にとってもメリットのある資格やライセンスを持ち合わせていれば、転職の際に有利になるでしょう。
では、企業ではどのような資格が重要視されやすいのでしょうか?
社会には様々な職種があります。資格やライセンスも、それ以上にたくさんの種類があります。どんな会社で働いたとしても、支出や収入は必ず発生します。そのため、どんな業種だとしても、経理の需要は必ずあるのです。そして、会社には事務所や建物があるわけですから、不動産に関する知識を持っているなら会社にとってはメリットでしょう。
こういった点を考えて、どんな業種にも柔軟に対応しやすい資格として、経理であれば簿記検定2級以上、不動産に関する資格としては、宅地建物取引士を挙げることができます。
簿記検定は、実際に活用するレベルであれば2級以上が望ましいです。経理に強ければ、仕事内容が経理と関係のない業務であったとしても、会社の経営状況をある程度把握することができるでしょう。また、会社の経営状況を素早く把握できるようになるため、場合によっては転職のタイミングも他の従業員より早くわかるようになる可能性があります。
宅地建物取引士を持っていれば、不動産に関する知識に加えて、税に関する知識や権利関係の知識があることを証明できます。仕事を行う上で、役立つ知識が多いので、持っておいて損は無い資格と言えます。
どちらも、すぐに資格取得ができるという性質のものではなく、ある程度勉強をする必要がある資格です。現在働いている人であれば、コツコツと勉強して資格を取得しておき、転職に備えておくのが良いかもしれません。
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